開催日: 2012.11.16(fri)~19(mon)
開催時間: 13:00~19:00
会場 : rengoDMS gallery
プレオープニング
2012年11月15日(木) 19:00- rengoDMS gallery
トークイベント
東京:2012年11月17日(土) 19:00- rengoDMS gallery
パネリスト:六角鬼丈/金田充弘/土岐謙次
ファシリテーター:伊村靖子
(事前予約不要/入場無料)
仙台:2012年11月27日(火) 19:00- 阿部仁史アトリエ
パネリスト:六角美瑠/土岐謙次/金田充弘
ファシリテーター:中田千彦
(事前予約不要/入場無料)
かのオーギュスト・ロダンをして「彫刻の内部から膨らむようなやわらかい表現は日本人の感性によってのみ生み出すことができる」と言わしめたほどの日本古来の造形技法である乾漆(麻布を漆で固めたもの)は、奈良時代から平安時代中頃まで仏像や伎楽面などの彫像製作を中心に用いられました。しかし現代まで乾漆そのものが主構造となり自立し、さらに荷重を支えるような家具や調度品はほとんど作られていません。
私たちは乾漆の構造材としての力学的物性を検証し、乾漆を航空宇宙や自動車産業で使われている最先端素材の繊維補強樹脂の一種と捉え、その構造的・デザイン的可能性を研究しています。本展では構造実験から得られた結果と共に乾漆の外骨格的構成を活かした椅子のデザインと実制作の過程を紹介します。
展示会は2012年11月16日(金)から19日(月)まで、rengoDMS galleryで行います。
期間中17日(土)19時からは建築家の六角鬼丈氏をお迎えしてトークイベントを行います。
11月27日(火)には場所を仙台に移して、同じく建築家の六角美瑠氏をお迎えしてトークイベントを行います。
仙台のクリエーターが集まる阿部仁史アトリエで19時からの開催です。
あまり知られていない漆の機能的な側面を垣間見る、またとない機会です。
是非、お越しください。