rengoDMSでは、1軒の住宅をつくるために、いくつもな模型をつくります。壊してはつくり、つくっては壊しを繰り返します。なぜ、そんなことをするのか。それは、住宅をつくるプロセスとして、必要不可欠な作業だと考えているからです。
まずは、敷地に最適に問題解決が図られるには敷地周辺の文脈や光や風、建築法規といった外部要因と建築内部で要求されうる内部要因のフォルムの最適化を探る作業としてあります。これは、敷地の文脈で建築がなりたがる形を探すような感覚です。
次に建築模型では、窓や扉、建築の細部に渡るバランスやモジュール、プロポーションを検証していきます。
さらに、私たちは、建築の器ではなくそのなかで質の高い暮らしをご提案したいので、ミニチュアの椅子やテーブルや人型を入れ、家具の配置や、人が立つ位置、座る位置までを想定し、実際の暮らしの中で生じる目線の高低差、人の動きまでを綿密にシミュレーションします。
暮らしのなかでついつい、後にしてしまうような機能的や場所では、より効率的な空間性を吟味すると同時に、クライアントさんが心地よく楽しんで頂けるような仕掛けや世界観わ演出して夢を持って頂きます。
またお客様にはよくびっくりされるのですが、お客様へのプレゼンテーションや、パフォーマンスのために、建築模型を制作する設計事務所やハウスメーカーもあるようですが、
それは、「建築模型のための建築模型」になりがちです。rengoDMSでは、お客様へのプレゼンテーションのひとつの
メディアなのですが、一番大事にしていることは建築という型に納めず、設計するひとりひとりがライフスタイルやしての高いシーンを具体的に掘り下げて模索するツールなのです。