cameraworks by Takewaki
大変なご好評につき、一部訂正、変更し、急遽二刷を準備中です。(2021/6/10更新)
※少量生産本でもあり現在流通が不安定な状況で、大変ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
5月中旬発売、早々ご好評頂き、もう既に出版元の在庫も数える程となりました。ありがとうございます。今現在、重版の予定は決まっていませんので、ご興味のある方は下記書店などでお早めにご購入ください。(2021/5/22更新)
現在新宿のブックユニオン、くまざわ書店武蔵小金井北口店、紀伊国屋書店新宿本店、新宿の模索舎、ジュンク堂書店池袋本店、ブックファースト新宿店、神保町の小宮山書店に現物在庫があることが確認されています。 (2021/5/21 更新)
書籍『東京80年代から考えるサブカル』(図書新聞社)が刊行されます。
5月13日〜14日に神保町の小宮山書店、新宿の紀伊國屋書店、ブックファースト、ブックユニオン(ディスクユニオン)等で販売されます。
米原 ゆとり教育が始まったのも80年代ですね。
菩提寺
菩提寺
クス主義っぽくはない人達が大半だったと思います。
仲正 セゾン文化はそういうものなんでしょうね。
菩提寺 当時のセゾンは後追いという印象があります。その前にムーブメントがあって、それを拾って付加価値
「腹腹時計」や「HEAVEN」が置いてあったりした。当時僕はそこで廃盤になっていた前出のCANの1stのUK盤など買ったのを覚えてます。ところがWAVEになったら小奇麗になってしまった。デッドスト
仲正 私はそれほど詳しくないですがお話を伺っていて思うことは、理屈を言うと、とんがったことをやろうとするのは、やはりインテリなんです。本当に生活が苦しい人は、とんがったこと自体求めようとしない。パンク自体もやらないでしょう。パンクみたいなことをたまたまやっている人がいるかも知れないけれど、それを芸術にしようと思った時点で、ある程度余裕がないと無理です。最初はとんがった形で前衛的なものは、次の段階ではオシャレにしないとならない。エリートの中で型
米原 80年代からヒップホップが流行りますが、グラフィティを描くスプレー缶は、
菩提寺 新左翼的な感じはないけれど、80年代の、
仲正 誰かが「アングラの消滅」という言い方をしていましたが、言い得て妙だと思います。とんがった形で地下に潜って
菩提寺 仲正先生が先ほど仰った「マーケットに適合するように柔らかくする」ということについて。パンクからニューウェーヴへの流れは、商品化できるように薄くしたという
米原 先ほども話しましたが、今はみんなの共通意識みたいな部分を見つけるのがすごく大変です。『egg』を作った頃は、「オジサンたちはイヤ」と言っている女の子たちは共通なものを持っていて、そういう女の子じゃない子たちも「この流れに巻き込まれるだろうな」という確信があったんです。〈きゃりーぱみゅぱみゅ〉が出て来たのは、
cameraworks by Takewaki
仲正
米原
仲正
米原 かなり中性化してます。
仲正
一同 (笑)
仲正
菩提寺
米原
――先ほどの話に戻りましょうか。今のように速度が速いということに反して、80年代は帰属する意識が強かったように思います。
菩提寺
仲正
(仲正氏、再び画像へ)
仲正
米原
仲正
米原 しないです。
仲正 仲正
――むしろ80年代よりも今の方が人が細分化されている傾向にあるということでしょうか。
仲正 細分化というか。身体を動かした方が、見た目の違いは出やすいものでしょう? 縮こまると違いが出に
菩提寺
米原 この子たちの話を聞いていてびっくりするのは、
米原 そういうものとは正反対にいる子たち。
photo by m bodaiji
菩提寺 宮沢章夫さんは80年代について「非身体性の時代」と強調されてますが、8
米原
菩提寺 そこに欲望が作動している感じなんですね。
米原
菩提寺
米原 BiSのお客さんはハードコアから来
菩提寺
米原
菩提寺 オリジナル(根源)のバンドよりも認知度があるのはその次のバンドで、その次のバンドの方がメジャーになっている。そのグループのオーディションに落ちた子が今のBiSに来たり。面白い現象だなと思います。
仲正
米原
菩提寺 BiSは、メンバーが過酷なことをどんどんやり、追い込まれながらツアーをやる。それをみんなが見るわけです。
米原 Bi
仲正 なるほど。じゃあ見た目通りですね。いかにもやりそ
米原
仲正
米原
仲正
米原 そうですね。
菩提寺 当時、我々でBiS について、CINRA(芸能系ネットニュース)にセックスピストルズの状況主義者的な面を
米原 BiS階段が出た後、「〇〇階段」という非常階段とのコラボシリーズは6本出たんです。JOJOさんやり過
仲正 この子とかは
米原 その子もサキちゃんです。アプリを使ったりして表情を作るんです。それがウケる表情だったりするんですよね。
――ここで休憩をはさみ、後半に仲正先生からお話が出た「疎外感」について対話を展開したいと思います。
(休憩)
次回に続く
[WEGO X BiS X GANG PARADE X YONEコラボT企画]より
*お知らせ*
第三弾はマゾヒズムから究極の受動性を考察する身体論へと展開し一段と白熱します。
この度身体のdiscommunicationを扱うあごうさとし演劇『Pure Nation』が上演されます。
仲正昌樹が役者として初舞台/初主演になる公演です。
米原康正×仲正昌樹×菩提寺伸人(菩提寺光世)|2018.02.17