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論語塾 子安宣邦 2014年4月
2014年2月
述而篇・第十八章
葉公(しょうこう)、孔子を子路に問う。子路対(こた)えず。子曰く、女なんぞ曰わざる、其の人為(ひととな)りや、憤りを発して食を忘れ、楽しみて以て憂れいを忘れ、老いの将に至らんとするを知らざるのみと。
[訳]葉公が子路に孔子の人となりについて尋ねた。子路は師についての問いに答えかねた。後にそれを聞いた孔子は、お前はなぜいわなかったのだ、孔子という人は、学んでまだ得ることがなければ、心を奮い起こして勉めて食事を忘れるほどであり、一度道を得れば、よろこび楽しんで憂れいを忘れて老齢にいたるのに気づかないほどであると。
「子安宣邦のブログ -思想史の仕事場からのメッセージ-」より
http://blog.livedoor.jp/nobukuni_koyasu/archives/6147554.html
rengoDMS 論語塾 講師:子安宣邦