開催日 : 2015.6.27(土)
開催時間 : 16:30 会場 17:00 開演
会場 : rengoDMS ホール
鶴岡真弓氏・清家竜介氏による、講演会を企画いたしました。
お申し込みはハガキ又はメールにて承りますので、下記予約内容をご確認ください。
■タイトル 『光、黄金、交換のトリニティ』
【闇から光へ
—黄金としての生命を求めて】
鶴岡真弓
この地上に生きる人間は、聖書や経典に記されている、聖人が目撃したような光には、まみえることはできないかもしれない。けれども、太陽の光を反映させる月のように、その神々しい光の「照り映え」の恵みを身に授かり、それによって浄化され、再生するという経験を積み重ねてきた。そしてそれを「心の灯明」として、きょうまで歩いてきたといえる。
ヨーロッバの古層文化を築いたケルトの人々は「闇から光へ」の希望を体現してきた。「ハロウィン」が冬の闇から、春の光と向かう1年の始まりの祭であるように。それはこの地上で、永遠に輝く生命を象徴する「黄金」の探求を続けたゲーテの『ファウスト』の精神に重なりあう。
いま、私たちは彼らとともに、まことの黄金=生命を求めて、「闇から光への旅」へと出発しよう。
■講演会概要
講 師:鶴岡真弓、清家竜介
主 催:rengoDMS -連合設計社市谷建築事務所
受講料:特別席 ¥2,000-(テキスト・タブレット・1ドリンク+スイーツ)
自由席 ¥1,000-(テキストのみ)
時 間:16:30開場、17:00開演
会 場:rengoDMSホール / 〒102-0071 東京都千代田区富士見2-13-7 (googleマップ)
予 約:完全予約制です。メール又はハガキにて下記を明記の上、お申込み下さい。
・希望座席(特別席または自由席)
・氏名
・電話番号
・住所またはメールアドレス
『光、黄金、交換のトリニティ』事務局 E-Mail : info@rengodms.co.jp
※弊社からの受付番号のご返信をもって、予約完了となります。
※お電話でのお問い合わせ並びに申し込みはできません。
※お支払いは当日受付にて。
■鶴岡真弓(つるおか まゆみ)
多摩美術大学芸術人類学研究所所長・多摩美術大学美術学部芸術学科教授。美術文明史家。ケルト芸術文化、およびユーロ=アジア装飾デザイン交流史研究者。常陸の国生まれ。早稲田大学大学院修了後、アイルランド、ダブリン大学トリニティ・カレッジ留学。処女作『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)で、わが国でのケルト文明/芸術理解の火付け役となる。西はアイルランド、東はシベリア・日本列島まで「ユーロ=アジア文明の生命デザイン」を追跡中。主著に『ケルト/装飾的思考』『ケルト美術』(ちくま学芸文庫)、『装飾する魂』『ジョイスとケルト世界』『京都異国遺産』(平凡社)、『装飾の神話学』『ケルトの歴史(共著)』(河出書房新社)、『「装飾」の美術文明史』(NHK出版)、『阿修羅のジュエリー』(イーストプレス)、『すぐわかる ヨーロッパの装飾文様』(東京美術)など多数。NHKテレビ「人間大学」、「ウィークエンド・ジャパノジー」、「極上美の饗宴」、「ユーミンのスーパーウーマン」、NHKラジオ「カルチャーラジオ」など出演。ドキュメンタリー映画『地球交響曲第1番』(龍村仁監督)でアイルランドの歌姫エンヤと共演。「最新刊『ケルズの書』(鶴岡真弓訳 ・岩波書店)
■清家竜介(せいけ りゅうすけ)
1970年生まれ。専門は社会学・社会哲学。現在、早稲田大学メディア・シティズンシップ研究所招聘研究員、埼玉大学非常勤講師。メディア論・コミュニケーション論・社会的交換理論を基礎に、コミュニティと人々の主体性の変容について考察している。またメディア文化論の手法を用いてサブカルチャーなどの文化現象と人々の主体性との関わりについても研究している。主な著書に『交換と主体化—-社会的交換から見た個人と社会』(お茶の水書房・単著)『現代思想入門―グローバル時代の「思想地図」はこうなっている!』(PHP エディターズ・グループ・共著)、『ももクロ論—-水着と棘のコントラディクション』(有楽出版社・共著)、『自由と自律』(お茶の水書房・共著)など。主要論文に「ジンメルと近代的自由」(『経済社会学会年報』第 25 号、第一回高田保馬賞奨励賞)など。
■rengoDMS/連合設計社市谷建築事務所
1957年、4人の建築家により設立。
創設者のひとりが作家・壺井栄氏に育てられた縁で、
文学者、映画監督、画家、俳優などが訪れ、多くの交流を育んできた。
常にデザインの第一線を走り続け、グッドデザイン賞をはじめ多数の受賞歴を持つ。
2007年、50周年を機に「rengoDMS」名義での活動を開始。
社屋を改装し、ギャラリー、ホール、キッチンスタジオを増設。
映画やドラマ、モデル写真の撮影、パリの世界的なブランドの発表会、哲学者、
社会学者の勉強会など、ジャンルを超えた多様な交流と活動を精力的に展開している。